沖縄戦が終わったことも知らずに、ガジュマルの木の上で2年間も暮らした男がいました。沖縄本島石川市(現うるま市)に住む、佐次田秀順さんがその人です。もう一人は、宮崎出身の山口静雄さんです。
秀順オジーの戦争体験をもとに、伊江村立伊江小学校の子どもたちが、みずみずしい感性で心温まる劇を演じました。
親子で、学校で、戦争と平和について考える、最適のビデオ作品です。
(あらすじ)
自らの戦争体験を思い起こすため、伊江島を訪れた佐次田秀順さん。佐次田さんは、60年経った今も生きるガジュマルの上で、戦争が終わったことを知らずに2年間も生活した当時のことを語ります。
この体験を、伊江村立伊江小学校6年生が、劇「戦世 ガズィマールに抱かれて」を上演します。米軍との戦闘、ガジュマルに隠れて生活する様子、キジムナー(木の精)に励まされる佐次田さん。村民に助け出されるまでを、子供たちのみずみずしい感性で舞台が進行します。
そして、佐次田さんの平和への想いが、この劇のエンディングへと繋がっていきます。 |